みなさんこんにちは。宇治小倉駅前こにし歯科医院院長の小西宏和です。
親知らずって抜かなきゃいけないの?
よく聞かれる質問ですし、よくする説明です。
あいまいに聞こえるかもしれませんが、答えとしては「ケースバイケース」という事になります。
答えになってないやん!と思われるかもしれませんが、本当に状況によるんですね。
ちなみに私は4本すべて10数年前に抜いてもらいました。20台前半から中ごろだったと思います。当時歯科大の学生でした。
私が親知らずを抜いてもらった理由とは、「虫歯の予防」のためです。
私は虫歯が一本もないのだけが自慢の子供だったのですが、ある日上の親知らずに虫歯が見つかってしまったんです。
それはそれはショックででした。
あまりにもショックですべての親知らずを抜いてもらう決断をしたんです。
親知らずだけが虫歯になってしまいやすい理由はいくつかあるんです。
まずは、単純に磨きにくいことが一番の理由です。奥の方が前より磨き肉の歯当たり前ですよね。
さらに頬っぺたや舌が奥に行くほど邪魔になって磨きにくいです。
また、きちんと噛み合っている親知らずの上下ペアってかなり少ないんですね。
そういう方もいらっしゃいますが、結構レアです。私の肌感覚では1割はいないと思います。
きちんと噛み合っている歯は、食事のたびにこすれあいます。
少しくらいの磨き残しがあってもその時に勝手にきれいになってくれるんですね。.
しかし、きちんと噛み合っていない親知らずはそういった期待ができません。
自分で全方位を磨ききって、それを続けるしかないんです。
それは、現実的にはほぼ不可能といえる難しさんなんですね。
ですから他の歯を守るためには変な位置や向きの親知らずは抜歯を推奨しています。
要らない歯のせいで大事な歯がダメになるのは悲しいですよね。
私も20代にすべて抜きました。
必ずしも全員に抜歯を推奨することは無いですが、こういった考えで検討されるのをお勧めします。
宇治小倉駅前こにし歯科医院 小西宏和